メラトニンは、睡眠ホルモンとして知られています。
でも実は最近、慢性疼痛との関係も注目されているんです。
舌痛症は、見た目に異常がなくても痛みが続く病気で、現在ではICD-11で慢性口腔顔面痛に分類されています。
慢性疼痛では、『眠れないから痛い』『痛いから眠れない』という悪循環が起こることがあります。
そのため、生活リズムや睡眠を整えるメラトニンや、メラトニン受容体作動薬のロゼレムが研究されています。
ただし、大切なのはここです。
現時点では、メラトニンやロゼレムが舌痛症に有効であることを証明した臨床試験はありません。
一方で、線維筋痛症では痛みの改善を示した研究もあり、今後の研究が期待されています。
睡眠と痛みは、とても深く関係しています。
舌のヒリヒリでお悩みの方は、舌だけではなく、睡眠や生活習慣も含めて考えることが大切です。
医師 小林由希


